鉄火場 gaming room 2005 6 29
最近(ここ数年)、思うことは、株式投資において、
チャート分析が困難な時代になってしまったと思います。
現状では、「チャート分析+運」だと思います。
少なくとも、日足チャートには、そう言えるでしょう。
みんな、「米国株式市場が下げたら、日本株も下げなければならない」という、
強迫観念がありますので、「チャート分析+運」となってしまうのです。
非常に「よい形の日足チャート」になっても、
米国株式市場が下げると、翌日は、全く、それを無視するかのように下落する。
逆に、「悪い形の日足チャート」になっても、
米国株式市場が上げると、翌日は、全く、それを無視するかのように上昇する。
これでは、真面目にチャート分析を勉強している人は、やる気がなくなってしまう。
米国株式市場が上がるか下がるかは、誰も予想できませんので、
「チャート分析+運」が、株式投資の成功を左右するでしょう。
だから、いくらチャート分析を勉強しても、運が悪い人は、
株式投資には、勝てないでしょう。
つくづく嫌な時代になったものだと思います。
「米国株式市場が、どう動こうと、我が道を行く」。
そういうサムライは、株式市場には、いなくなってしまったのでしょう。
三猿相場 2005 6 8
最近は、新興市場を手がける個人投資家が、
日経平均株価の動きに、一喜一憂していますが、昔は違ったのです。
あれは、2003年の春頃だったと思います。
当時、日経平均株価は、底値から、さらに底が割れるという状態だったのです。
そういうわけで、新興市場を手がけている知人は、
さぞや悲惨なことになっているだろうと思って、聞いてみると、
「絶好調」と言うのです。
当時、個人投資家は、日経平均株価を、
「見ざる、聞かざる、言わざる」の三猿相場で頑張っていたのです。
その当時の個人投資家は、サムライだったのでしょう。
最近は、マニュアル投資家が増えてしまいました。
株式投資の参考書に書いてあるとおりに動くのです。
これも、時代の趨勢(すうせい)なのか。
最近は、就職活動や面接のマニュアルまであります。
それどころか、デートのマニュアルまであるそうです。
日本に、サムライはいなくなってしまったのか。